Japanese
English
症例報告
骨髄移植患者の口唇扁平苔癬より生じたケラトアカントーマの1例
Keratoacanthoma arising in lichen planus on the bone marrow transplantation patient's lip
古松 茜
1
,
三田 有香
1
,
中村 敬
1
,
玉置 昭治
1
Akane FURUMATSU
1
,
Yuka MITA
1
,
Takashi NAKAMURA
1
,
Akiharu TAMAKI
1
1淀川キリスト教病院皮膚科
1Division of Dermatology,Yodogawa Christian Hospital,Osaka,Japan
キーワード:
口唇部のケラトアカントーマ
,
骨髄移植後移植片対宿主病(GVHD)
,
扁平苔癬
,
自然消退
Keyword:
口唇部のケラトアカントーマ
,
骨髄移植後移植片対宿主病(GVHD)
,
扁平苔癬
,
自然消退
pp.241-243
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102234
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要約 47歳,男性.既往歴に急性骨髄性白血病があり,10数年前に骨髄移植を施行されて寛解状態にある.骨髄移植後,口内炎,口腔内白色変化を繰り返し,移植片対宿主病による扁平苔癬としてステロイド外用治療を受けていたが改善,悪化を繰り返していた.当科初診の5日前より下口唇部に腫瘤が出現し,急速に増大してきた.生検部組織像よりケラトアカントーマと診断した.生検約5日後,腫瘤は自然消退した.
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