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特集 最近のトピックス2008 Clinical Dermatology 2008
5. 皮膚科医のための臨床トピックス
従来の「パーカーブルーブラックインク」に代わる「パーカーブラックインク」・KOH法
Parker-Quink black-ink/KOH technique
帖佐 宣昭
1
,
江良 幸三
1
Nobuaki CHOSA
1
,
Kouzou ERA
1
1宮崎県立日南病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nichinan Prefectural Hospital, Nichinan, Japan
キーワード:
パーカーブルーブラックインク・KOH法
,
パーカーブラックインク・KOH法
,
癜風
,
カンジダ症
Keyword:
パーカーブルーブラックインク・KOH法
,
パーカーブラックインク・KOH法
,
癜風
,
カンジダ症
pp.132-134
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101960
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要約 皮膚真菌症の診断において,苛性カリ(KOH)直接鏡検検査は重要であり,菌の検出を容易にするのに従来からパーカーブルーブラックインク(Parker-super-Quink permanent-blue-black-ink:Parker BB)を加え汎用されていた(パーカーブルーブラックインク・KOH法:Parker BB・KOH法).しかし,1995年までにつくられた製品だけが使用可能で,現在市販されているParker BBでは染色できず利用できない.当科では現在市販されているパーカーブラックインク(Parker-Quink black-ink)をKOH液に加えて使用し(パーカーブラックインク・KOH法:Parker B・KOH法),癜風,カンジダ症などをはじめ皮膚真菌症において菌要素がきれいに青染されることを確認している.筆者らが行っているParker B・KOH法は,従来のParker BB・KOH法と比較しても遜色なく,菌要素がきれいに青染され,実地診療上,真菌の直接鏡検検査としてきわめて有用である.
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