Japanese
English
症例報告
亜鉛欠乏の関与が考えられた再発性アフタ性口内炎
Recurrent aphthous stomatitis with zinc deficiency
堀 仁子
1
,
橋本 喜夫
2
,
飯塚 一
1
Masako MINAMI-HORI
1
,
Yoshio HASHIMOTO
2
,
Hajime IIZUKA
1
1旭川医科大学皮膚科学教室
2旭川厚生病院皮膚科
1Department of Dermatology,Asahikawa Medical College,Asahikawa,Japan
2Department of Dermatology,Asahikawa Kousei Hospital,Asahikawa,Japan
キーワード:
再発性アフタ性口内炎
,
亜鉛
,
欠乏症
Keyword:
再発性アフタ性口内炎
,
亜鉛
,
欠乏症
pp.880-882
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101783
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 40歳,男性.幼少期から頬粘膜や舌に口内炎を繰り返していた.近医耳鼻科で加療するも再発を繰り返すため,当院歯科口腔外科から紹介された.金属パッチテストはすべて陰性.血清亜鉛は基準値下限,トリプトファンは低値であった.消化管を含めた全身精査では異常を認めなかった.polaprezinc(プロマック®)の投与を開始したところ,口内炎は劇的に改善した.3か月後に再発を認めたが,全体として良好な経過を示している.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.