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特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007
4. 皮膚疾患治療のポイント
ストーマケアに学ぶ肛門周囲皮膚炎の管理
Management of peri anal dermatitis based on stoma care
小柳 礼恵
1
,
真田 弘美
1,2
Hiroe KOYANAGI
1
,
Hiromi SANADA
1,2
1東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻創傷看護学分野
2東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻老年看護学分野
1Department of Wound Care Management, Division of Health Science and Nursing, Graduate School of Medicine, the University of Tokyo, Tokyo, Japan
2Department of Gerontological Nursing, Division of Health Science and Nursing, Graduate School of Medicine, the University of Tokyo, Tokyo, Japan
キーワード:
WOC看護
,
肛門周囲皮膚炎
,
皮膚保護剤
,
スキンケア
Keyword:
WOC看護
,
肛門周囲皮膚炎
,
皮膚保護剤
,
スキンケア
pp.113-117
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101629
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要約 皮膚炎症状が出現すると,外用薬が処方されることが一般的である.しかし,肛門周囲皮膚は排泄物による化学的刺激,清潔ケアに付随した物理的刺激に伴い外用薬の効果が得られないことが多くある.WOC看護領域におけるスキンケアは,「排泄物から皮膚障害を予防し,健康な皮膚を取り戻すこと」を目的としている.基本ケアは,ストーマケアのパウチングを基本とし排泄物を皮膚に接触させないこと,皮膚保護剤の使用により皮膚pHを緩衝することである.今回は,WOC看護を皮膚科治療に応用することにより,最良な治療環境を作る方法を解説する.
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