Japanese
English
症例報告
陰囊から会陰部にかけて多発したmedian raphe cysts
A case of median raphe cysts of the scrotal and periveal skin
高山 かおる
1
,
丸山 隆児
1
Kaoru TAKAYAMA
1
,
Ryuji MARUYAMA
1
1中野総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Nakano General Hospital
キーワード:
median raphe cysts
,
尿道囊腫
,
表皮囊腫
Keyword:
median raphe cysts
,
尿道囊腫
,
表皮囊腫
pp.389-391
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100575
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要約 10歳,男児.陰囊から会陰部の正中線上に小指頭大までの囊腫状皮内結節が数珠状に連なって多数認められた.組織学的には表皮構造を壁とする囊腫と偽重層上皮様の類円柱上皮を壁とする囊腫が混在し,おのおの胎生期の表皮成分ならびに尿道上皮成分に由来すると考えられた.このような二種類の囊腫壁が混在する症例はきわめて稀であると思われる.
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