特集 耳鼻咽喉科の機能検査マニュアル
1.聴覚検査
[2]閾値上聴力検査,不快閾値検査など
細井 裕司
1
1近畿大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.15-22
発行日 1993年10月30日
Published Date 1993/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411900801
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1.閾値上聴力検査とは
閾値上聴力検査は各被検者に最小可聴閾値よりも強い音を提示して種々の判断を行わせ,その結果に基づいて補充現象の有無や,快適閾値,不快閾値などを求める検査で,検査音としては純音,語音などが用いられる。語音弁別検査は代表的な閾値上聴力検査であるが,本項では非言語音を用いた閾値上聴力検査について述べる。
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