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特集 必携! 救急対応・手技マニュアル
側頭骨骨折・外リンパ瘻—診断のポイントと緊急手術の見極め
Temporal bone fracture/perilymphatic fistula: key points for diagnosis and indications for emergency surgery
三橋 亮太
1
Ryota Mihashi
1
1聖マリア病院耳鼻いんこう科
キーワード:
側頭骨骨折
,
外リンパ瘻
,
内耳窓閉鎖術
,
頭位眼振
,
外傷性顔面神経麻痺
Keyword:
側頭骨骨折
,
外リンパ瘻
,
内耳窓閉鎖術
,
頭位眼振
,
外傷性顔面神経麻痺
pp.998-1003
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203835
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POINT
●外リンパ瘻は早期手術によって蝸牛・前庭症状の著明な改善が期待できる。
●側頭骨骨折や外傷性鼓膜穿孔ではめまいの訴えがなくても外リンパ瘻を念頭に置いて詳細に評価を行うことが重要である。
●赤外線眼振計で患側下頭位での眼振増強を認める場合には外リンパ瘻を強く疑う。
●側頭骨骨折に伴う顔面神経麻痺に対する手術適応に一定の見解はないが,発症時期・重症度・画像所見などから手術適応があると判断した場合には,可及的速やかに手術を行う。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2027年11月)。
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