Japanese
English
特集 嗅覚診療最前線
《疾患別 病態・診断・治療のポイント》
異嗅症
Parosmia/phantosmia
田中 大貴
1
,
鄭 雅誠
1
,
森 恵莉
1
Hirotaka Tanaka
1
,
Masayoshi Tei
1
,
Eri Mori
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
異嗅症
,
刺激性異嗅症
,
自発性異嗅症
,
質的嗅覚障害
,
嗅覚刺激療法
Keyword:
異嗅症
,
刺激性異嗅症
,
自発性異嗅症
,
質的嗅覚障害
,
嗅覚刺激療法
pp.749-752
発行日 2024年8月20日
Published Date 2024/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203778
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POINT
●異嗅症には刺激性異嗅症と自発性異嗅症があり,前者は感冒後嗅覚障害に,後者は外傷性嗅覚障害に合併しやすい。
●異嗅症の診断には病歴聴取が重要であり,「本来のにおいと違うにおいに感じますか?」や「何もにおいがないところでもにおいを感じますか?」といった問診を行う。
●異嗅症の治療としては基本的には原因疾患に対する治療を行うが,近年では嗅覚刺激療法が有効である可能性が報告されている。
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