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特集 実践! 花粉症治療マニュアル2024
《花粉症治療の実際》
漢方薬
Japanese Herbal Medicine for the treatment of pollinosis
村上 大地
1
,
保富 宗城
1
Daichi Murakami
1
,
Muneki Hotomi
1
1和歌山県立医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
キーワード:
小青竜湯
,
麻黄附子細辛湯
,
苓甘姜味辛夏仁湯
,
葛根湯加川芎辛夷
,
越婢加朮湯
Keyword:
小青竜湯
,
麻黄附子細辛湯
,
苓甘姜味辛夏仁湯
,
葛根湯加川芎辛夷
,
越婢加朮湯
pp.132-135
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203581
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POINT
●花粉症における蒼白・浮腫状の鼻粘膜などの所見は,「寒」と「水滞」と考え,利水剤などの処方を選択する判断材料になる。
●鼻粘膜の蒼白所見に対する代表的な漢方薬としては,小青竜湯,麻黄附子細辛湯,苓甘姜味辛夏仁湯,葛根湯加川芎辛夷がある。
●鼻粘膜の発赤・充血所見は,「熱」の病態と考え,鼻粘膜の炎症の制御が重要となる。
●鼻粘膜の発赤・充血所見に対する代表的な漢方薬としては,越婢加朮湯が挙げられる。
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