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特集 伝音難聴を克服する 一歩進んだ診断と手術・人工聴覚器の適応の見極め
《人工聴覚器をどう使う?》
骨導インプラントの適応と課題
Decision-making points for bone conduction implants
我那覇 章
1
Akira Ganaha
1
1国際医療福祉大学成田病院耳鼻咽喉科
キーワード:
Baha
,
BONEBRIDGE
,
手術手技
,
術後合併症
,
MRI
Keyword:
Baha
,
BONEBRIDGE
,
手術手技
,
術後合併症
,
MRI
pp.60-69
発行日 2024年1月20日
Published Date 2024/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203566
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POINT
【Baha】
●「少なくとも一側の」骨導閥値が55dB HL以内であれば,聾側への植え込みも適応となる。
●MRI撮影時のアーチファクトが少ない。
●術後の皮膚・皮下組織合併症のリスクが約10%あるが対応は容易である。
【BONEBRIDGE】
●「植え込み側耳の」骨導閾値が平均45dB HL以内であれば適応となる。
●審美性に優れ,術後の皮膚・皮下組織合併症のリスクが低い。
●MRI撮影時のアーチファクトが大きく,定期的なMRIを要する場合は慎重な適応判断が必要である。
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