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特集 神経の扱い方をマスターする—術中の確実な温存と再建
《手術での取り扱い》
頸静脈孔近傍手術での下位脳神経の取り扱い
Lower cranial nerves around the jugular foramen
小宗 徳孝
1
Noritaka Komune
1
1九州大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
頭蓋底
,
外科解剖
,
頸静脈孔
,
側頭骨
,
下位脳神経
Keyword:
頭蓋底
,
外科解剖
,
頸静脈孔
,
側頭骨
,
下位脳神経
pp.418-422
発行日 2023年5月20日
Published Date 2023/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203393
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POINT
●下位脳神経を確実に温存するには,外科解剖を三次元的に捉え,習熟することが必須である。
●頭蓋底直下では,舌咽神経は迷走神経・副神経よりも外側を走行し,茎突咽頭筋の後内側で容易に同定できる。
●頭蓋底直下では,副神経と内頸静脈との位置関係にバリエーションが存在する。
●頸静脈孔へのアプローチの際,側頭骨内の顔面神経は多くの場合は前方移動しなくても十分な術野を作ることが可能である。
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