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特集 副腎皮質ステロイド—どこに注意し,どう使う?
《ステロイド投与の実際》
急性感音難聴
Acute sensorineural hearing loss
岡 愛子
1
,
鬼頭 良輔
2
,
野口 佳裕
1
Aiko Oka
1
,
Ryosuke Kitoh
2
,
Yoshihiro Noguchi
1
1国際医療福祉大学成田病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2信州大学医学部耳鼻咽喉科
キーワード:
ステロイド全身投与
,
ステロイド鼓室内投与
,
初期治療
,
救済治療
,
治療アルゴリズム
Keyword:
ステロイド全身投与
,
ステロイド鼓室内投与
,
初期治療
,
救済治療
,
治療アルゴリズム
pp.694-698
発行日 2021年8月20日
Published Date 2021/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202779
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POINT
●初期治療は,軽・中等度難聴ではステロイド内服,高度・重度難聴ではステロイド点滴を提案する。
●糖尿病などの合併症がある患者,妊婦の初期治療,もしくは高度・重度難聴の救済治療としてステロイド鼓室内投与を提案する。
●ステロイドによる副作用と治療効果のバランスという観点から,ステロイド治療は発症から29日以内,救済治療としてのステロイド鼓室内投与は発症から21日以内を治療適応の目安とする。
●高度・重度難聴のステロイド点滴にプロスタグランジンE1製剤を併用することを検討する。
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