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特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
眼窩壁骨折・視神経管骨折
Orbital wall fractures and optic canal fractures
渡邊 荘
1
,
比野平 恭之
2
So Watanabe
1
,
Yasuyuki Hinohira
2
1国立国際医療研究センター国府台病院耳鼻いんこう科
2神尾記念病院耳鼻咽喉科
pp.512-516
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202436
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Point
●眼窩壁骨折の手術のタイミングは,骨折の部位と程度,症状によって異なる。
●手術は経眼窩法,経上顎洞法,鼻内法のいずれか,あるいはそれらを組み合わせて行われる。
●視神経管骨折ではCT上明確な骨折が認められない場合,眉毛外側の創傷が重要な所見とされている。
●早期に内視鏡下視神経管開放術を施行し,術前後にステロイド投与を行うことで視力が改善される症例が多い。
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