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特集 頸部エコーを使いこなす—描出のコツと所見の読み方〔特別付録web動画〕
《対象別:描出のコツと所見の読み方》
リンパ節
Ultrasonography for lymph node metastasis
佐藤 雄一郎
1
Yuichiro Sato
1
1新潟県立がんセンター新潟病院頭頸部外科
pp.244-251
発行日 2020年3月20日
Published Date 2020/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202318
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POINT
●超音波診断装置の進歩により,頭頸部領域においてもリアルタイムかつ低侵襲に質の高い画像を得られるようになった。しかし,このような高品質画像が精密な診断に繋がることで初めて,超音波診断を日常診療に導入する意義があると考える。
●超音波診断による頭頸部癌リンパ節転移診断基準の確立を目的にした多施設共同研究が進んでおり,詳細な研究結果が期待されている。
●頭頸部癌診療に超音波診断学を応用するためには,各医療従事者が,頭頸部領域の解剖,リンパ節の構造,リンパ節転移が成立するまでの過程,適切な超音波装置の扱いを知る必要がある。
●今後の超音波診断学の質と安全のためには,基本手技の標準化,診断基準の確立と用語の整理,効果的な教育システムによる定着までを行い,絶えずplan(計画)→do(実行)→check(評価)→act(改善)というPDCAサイクルを回すことで理想を目指すことが必要である。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年3月)。
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