増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅳ.救急外来・当直での処置と治療
急性症状を示す聴覚器疾患
突発性難聴
中川 隆之
1
1京都大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
感音難聴
,
聴力検査
,
除外診断
Keyword:
感音難聴
,
聴力検査
,
除外診断
pp.234-237
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202058
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当直医へのコール
●急激に発症した高度難聴として直接耳鼻咽喉科に問い合わせが来る。
●患者年齢は30〜60代,性差はなく,片側性がほとんどである。
●めまいを伴う場合,救急搬送で来院することが多い。
●両側性,小児,高齢者,めまい以外の随伴症状を伴う症例では,鑑別診断に注意し,他科との連携を想定する。
●突然の聴力低下により,精神的に混乱している(パニック状態にある)ことに配慮する。
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