増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅱ.救急外来・当直での基本手技
創傷処置
真栄田 裕行
1
1琉球大学大学院医学研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座
キーワード:
救急
,
外傷
,
創傷処置
,
非侵襲
,
保存的
Keyword:
救急
,
外傷
,
創傷処置
,
非侵襲
,
保存的
pp.32-37
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202016
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ポイント
●救命処置としての気道確保と止血を最優先する。
●創傷処置は保存的かつ非侵襲的であることを原則とする。
●十分な洗浄は最良の感染予防策である。
●縫合は慌てない。創縁が判明しない場合は無理に縫合せず,開放創のまま被覆材を当てて経過をみてもよい。縫合の際には瘢痕を残さないために縫合糸の幅(バイト)を大きくしすぎず,強く締めない。ダーマボンド®やステリストリップTMを利用してもよい。
●顔面組織のデブリードマンは最小限に留める。
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