増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅰ.救急外来・当直での心得と準備
救急外来での心得と準備
丹生 健一
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
キーワード:
病態把握
,
生命維持
,
緊急手術
,
搬送
Keyword:
病態把握
,
生命維持
,
緊急手術
,
搬送
pp.8-9
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202010
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ポイント
●耳鼻咽喉科領域の救急疾患は多岐にわたる。突然の来院にも対応できるよう,常日頃から様々な疾患・病態に対応する能力を身につけるよう心掛ける。
●受診または搬送の連絡を受けたら,得られた情報から想定される疾患や病態を推定し,人員の確保や入院病棟の手配,緊急手術の交渉などの準備をしておく。
●到着したら,まず生命の維持を確保し,病態の全体像を正確に把握する。
●関連診療科への応援要請や高次機能病院への搬送の必要性を判断し,治療方針を決定する。
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