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Review Article
アレルギー性鼻炎の診療・臨床研究に関する現状と今後の展望
Current status and future prospects for allergic rhinitis treatment and clinical research
山田 武千代
1
Takechiyo Yamada
1
1秋田大学大学院医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.862-866
発行日 2018年9月20日
Published Date 2018/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201825
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Summary
●本邦では,アレルギー疾患対策基本法ならびに臨床研究法のもとで,疫学・基礎・臨床研究が促進されている。
●アレルギー疾患においてもプレシジョン・メディシン(精密医療)が注目されており,バイオマーカーや遺伝因子,環境因子,地域差などを考慮して分類し,適合した治療を選択するためのエビデンスの蓄積が求められている。
●有病率が高いアレルギー性鼻炎は,寛解率や自然治癒率が低く,他のアレルギー疾患に大きな影響を与えるため,その診断と治療は他のアレルギー疾患の病態においても重要である。
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