増刊号 患者・家族への説明ガイド—正しく伝え,納得を引き出し,判断を促すために
Ⅵ.腫瘍のこと
医師・医療者から説明しておきたいこと
耳下腺腫瘍に対する手術を行う前に
東野 正明
1
1大阪医科大学耳鼻咽喉科
キーワード:
術後顔面神経麻痺
,
唾液瘻
,
感覚鈍麻
,
フライ症候群
,
ファーストバイト症候群
,
手術痕
Keyword:
術後顔面神経麻痺
,
唾液瘻
,
感覚鈍麻
,
フライ症候群
,
ファーストバイト症候群
,
手術痕
pp.288-289
発行日 2018年4月30日
Published Date 2018/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201694
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説明のPOINT
・手術で顔面神経を切断していなくても術後に顔面神経麻痺を生じる可能性があるが,1年以内には症状は回復する。
・創部周囲の知覚神経や自律神経の回復過程で,食事の際に耳下部に少量の汗が分泌されることがある。
・術前診断で良性であっても,悪性の可能性も考慮して術中迅速病理診断を行うことがある。
・腫瘍が大きい場合には,切除部がある程度陥凹する。
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