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English
特集 これだけは知っておこう—鼻出血への対応法
《疾患》
遺伝性出血性毛細血管拡張症関連鼻出血
Hereditary hemorrhagic telangiectasia-related epistaxis
井之口 豪
1
,
髙原 慎一
1
,
藤尾 久美
1
,
丹生 健一
1
Gou Inokuchi
1
,
Shinichi Takahara
1
,
Hisami Fujio
1
1神戸大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科頭頸部外科
pp.996-1002
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200763
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POINT
●常染色体優性遺伝,頻度は1/5,000〜8,000人とされ,家族歴の聴取が重要である。
●臨床的な診断基準と重症度分類があり,2015年7月から厚生労働省の指定難病に認定された。
●動静脈奇形を合併することが多く,自覚症状がなくても肺と脳のスクリーニングを勧めるべきである。
●鼻出血は難治性再発性であり,重症度別に治療法を検討する。
●電気凝固を繰り返すと鼻中隔穿孔を生じ,さらに止血が困難になることが多い。
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