医療ガイドライン
耳鼻咽喉科学校保健の現状と問題点
荒木 元秋
1
1日本耳鼻咽喉科学会
pp.685-689
発行日 1988年8月20日
Published Date 1988/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200208
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近,国政に地域保健重視の姿勢が打ち出され,地方自治体は昭和60年3月地域保健計画を,昭和62年2月地域医療計画を制定することになり,専門医は地域保健活動に参加協力することが要請されることになった。これに伴い医師会は開業医中心からの脱皮を図り,勤務医師加入に門戸を開き,会費,医賠責等に優遇策を樹て,地域保健に医師の総力を結集しようとの態勢が整備されつつある。日本耳鼻咽喉科学会ではこれに応えて,学校保健は地域保健の一環として全会員が関与すべきであるとし,医育機関,病院勤務医師の学校保健参加を促し,まず全国の児童・生徒の健康診断100%達成を呼びかけている。編集者の要望もあり,標題について大学医局の研修医の方々を対象に記述することとした。
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.