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特集 インフルエンザ
小児のインフルエンザ診療におけるポイント
Influenza virus infection in children
菅谷 憲夫
1,2
Norio Sugaya
1,2
1神奈川県警友会けいゆう病院小児科・感染制御
2慶應義塾大学医学部
pp.898-902
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200024
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POINT
●乳幼児のインフルエンザでは,全身症状は軽く,呼吸器症状が中心となる。
●ノイラミニダーゼ阻害薬により治療した場合,解熱後も,数日間はウイルス排泄が続く。
●ノイラミニダーゼ阻害薬,特にオセルタミビルは,B型インフルエンザに効果が低い。
●治療により生じた耐性ウイルスは,人から人に感染することはなく,重症化もない。
●インフルエンザワクチンは発病防止効果に加えて,indirect protection(集団免疫効果)が重要である。
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