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特集 分子標的薬時代の耳鼻咽喉科診療―処方するとき,服用患者を診るときのポイント
≪分子標的薬を服用する患者の診方≫
白血病・悪性リンパ腫に対する分子標的薬の服用患者の診方
Main adverse events of molecular target drugs for leukemia and malignant lymphoma
大内 彩
1
,
畠 清彦
1
Aya Ouchi
1
,
Kiyohiko Hatake
1
1がん研究会有明病院血液腫瘍科
pp.500-505
発行日 2013年6月20日
Published Date 2013/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102548
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POINT
●慢性骨髄性白血病(CML),悪性リンパ腫は外来通院にて治療されるケースが多い。
●CMLの治療薬であるチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)には骨髄抑制による感染リスク増大や胸水貯留などの有害事象が報告されている。
●B細胞性悪性リンパ腫で使用されることが多いリツキシマブは特に初回投与時にinfusion reactionの出現頻度が高い。
●血液分野では今後新たな分子標的薬が次々と臨床に導入されると見込まれており,有害事象について診療科横断的に共有する必要がある。
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