特集 緑内障診療ガイド—今日の戦略
Ⅱ.治療の実際
1.薬物治療の実際
ニューロプロテクションの現状と将来
吉村 長久
1
1信州大学医学部眼科学教室
pp.158-159
発行日 2002年9月10日
Published Date 2002/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907894
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現状
緑内障の新しい治療方法としてニューロプロテクションあるいは神経保護という概念が提唱されてまもなく10年になろうとしている。この間,さまざまな施設で多岐にわたる研究が行われてきたが,現状は,ニューロプロテクションを臨床応用できる状況にはない。
臨床応用が困難な理由として,次のことがらが挙げられる。
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