Laboratory Practice 〈病理〉
PA制度の現状と将来
村田 哲也
1
1JA三重厚生連鈴鹿中央総合病院
pp.350-352
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543102053
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はじめに
Pathologists' Assistant(PA)とは,病理業務の一翼を担う非医師,特に臨床検査技師を想定したものであり,わが国ではしばしば「病理検査士」という呼び方がされてきている.病理検査に関する業務であるため,わが国では日本病理学会(以下,病理学会)がこの制度に関して委員会などで議論してきた.本稿では,その議論の内容を踏まえて,わが国におけるPAの現状と将来について考えてみたい.
なお,本稿は筆者も委員として所属していた病理学会の「病理検査技師との関係に関する小委員会」で検討・報告された内容を重視したものであるが,文章内容に関する最終的な責任は執筆した筆者個人にあることをあらかじめお断りしておく.また,以前筆者が『臨床病理』誌に掲載した論文1)と一部重複があることもご容赦いただきたい.
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