特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
集学的治療に必要な他科の知識
人工透析—いま,内科では
渡邉 有三
1
1春日井市民病院内科
pp.226-228
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906581
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わが国の透析患者数は1998年度で186,251人となり,増大の一途である1)。なかでも糖尿病性腎症を基礎疾患とする者の増加が著しく,今や糖尿病は慢性腎炎よりも多い第1位の疾患となり,この傾向は世界共通である。さらに,高齢化社会を反映して腎硬化症による患者も激増しており,透析導入患者の平均年齢は62.2歳である。このような現況を反映して,糖尿病性網膜症や老人性白内障を有する患者の割合が増え,透析担当医と眼科医との間の密接な連関がますます重要となってきている。
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