特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
集学的治療に必要な他科の知識
糖尿病—いま,内科では
佐藤 寿一
1
1名古屋市立大学医学部公衆衛生学講座
pp.222-225
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906580
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1997年秋に厚生省が行った糖尿病実態調査によると,現在の日本では,糖尿病が強く疑われる人は推計で690万人,糖尿病の可能性を否定できない人を含めると約1,370万人に達するという。わが国の糖尿病患者は年々増加しており,その背景には,高エネルギー高脂肪食を中心とした食生活,交通手段の発達および労働のオートメーション化に伴う身体活動度の低下,さらには社会的ストレスの増大などがある。これら糖尿病発症の危険因子にどのように対処していくかが糖尿病診療のポイントである。
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