特集 緑内障Today
Ⅴ 緑内障手術をめぐるControversy
続発緑内障(偽落屑症候群)・2
岩崎 義弘
1
Yoshihiro Iwasaki
1
1市立枚方市民病院眼科
pp.188-190
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905130
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偽落屑症候群に伴う緑内障の特徴
偽落屑症候群(PE症候群)に伴う緑内障(PE緑内障)は高齢者に多くみられ,原発開放隅角緑内障(POAG)に比し初診時眼圧が高い場合が多く,また初診時視野もPOAGに比し進行しているものが多い。したがって基本的には原発開放隅角緑内障に準じた治療を適応することになるものの,術後目標眼圧値を低く設定しなければならない症例も多く,進行状態をみきわめそれに応じた治療方法を選択していく必要性が生じてくる。
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