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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4)
学術展示
強度近視に伴う脈絡膜新生血管の予後不良因子の検討(第2報)
Prognostic factors of choroidal neovascularization in degenerative myopia
大竹 能輝
1
,
伊藤 睦子
1
,
赤澤 嘉彦
1
,
船田 みどり
1
,
所 敬
1
,
土岐 達雄
2
Yoshiteru Ohtake
1
,
Mutsuko Itou
1
,
Yoshihiko Akazawa
1
,
Midori Funata
1
,
Takashi Tokoro
1
,
Tatsuo Toki
2
1東京医科歯科大学眼科学教室
2川口市民病院眼科
pp.1218-1219
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903905
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- Abstract 文献概要
緒言 筆者らは,1992年の日本臨床眼科学会総会において,強度近視に伴う脈絡膜新生血管は,病巣周囲の後極部の強度近視性網脈絡膜萎縮の程度により,新生血管板の大きさおよび視力予後に差があることを報告した1)。また,本症の新生血管板(フックス斑)は,黒色に近い灰白色(dirty gray)の色調のものが多く,これが本症の一つの特徴とされている2,3)。しかし,他の新生血管黄斑症にみられるように,帯黄灰白色の線維性結合組織の増殖の程度の強いと思われる症例もみられる。そこで今回は,新生血管板の色調により,経過,予後に差があるか否かを検討した。
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