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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(4)
学術展示
アトピー性皮膚炎に合併した裂孔原性網膜剥離の硝子体中の好酸球の意義
Eosinophils in vitreous body of retinal detachment with atopic dermatitis
今井 良枝
1
,
二宮 久子
2
,
小林 康彦
2
,
田中 稔
2
Yoshie Imai
1
,
Hisako Ninomiya
2
,
Yasuhiko Kobayashi
2
,
Minoru Tanaka
2
1順天堂大学伊豆長岡病院眼科
2順天堂大学浦安病院眼科
pp.1190-1191
発行日 1994年6月15日
Published Date 1994/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903893
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- Abstract 文献概要
緒言 近年,生活環境の著しい変化に伴いアトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)患者は増加傾向にあるが,その発症機序については未解決な部分が多い。一方,眼合併症については白内障,網膜剥離,虹彩毛様体炎,円錐角膜など多数報告され,治療法もほほ確立している1,2)。しかしその原因は,掻痒のための物理的障害が強く関与しているという点で一致するもののいまだ解明されていない。
今回ADに合併した裂孔原性網膜剥離に硝子体手術を施行し,硝子体液を採取して病理学的に分析した結果,病態の解明につながる若干の知見を得たので報告する。
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