連載 眼科薬物療法のポイント—私の処方・29
眼窩真菌症
石橋 康久
1
1筑波大学
pp.838-839
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900664
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患者は68歳の男性で,1985年8月頃より一過性の黒内障を経験するようになった。頭痛もするため脳外科を受診したが,大したことはないと言われた。1986年1月末頃より後頭部から前額部へかけて疼痛があり,2月初旬からは右眼の視野が少しずつ暗くなってきた。視力の低下も起きてきたため,近くの病院の眼科を受診し,紹介されて筑波大学眼科に1986年2月21日受診した。主訴:右眼視力低下,視野欠損,頭痛
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