特集 小児眼科診療マニュアル—私はこうしている
診療の実際—ポイントとコツ
眼瞼疾患
井出 醇
1
1医療法人 慈心会 井出眼科
pp.1587-1590
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900384
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幼小児,小中高等学校学童生徒の検診で,今日圧倒的に多い眼瞼疾患は,アトピー性皮膚炎の症状が眼瞼にも認められるケースであろう。
一方,私ども中規模診療所に来院する患児の眼瞼疾患をみると,第一が「まぶたが腫れた,痛い,赤い,痒い」などの主訴によるもの。第二は,「検診でさかさまつげといわれた」で代表される睫毛内反症。第三が眼瞼打撲などの眼瞼外傷(別項参照)。第四が「パチパチさせる,まぶたが挙がらない」などの機能異常の順のようである。
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