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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(5)1989年10月 名古屋
学術展示
網膜血管閉塞症と血液分析
Hematological features in retinal vasoocclusive disorders
阿部 信一
1
,
塩野 貴
2
,
玉井 信
2
,
菅井 浩二
3
,
森 和夫
3
Shin-ichi Abe
1
,
Takashi Shiono
2
,
Makoto Tamai
2
,
Kouji Sugai
3
,
Kazuo Mori
3
1石巻赤十字病院
2東北大医学部眼科
3東北大医学部第二内科
pp.1080-1081
発行日 1990年7月15日
Published Date 1990/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900268
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- Abstract 文献概要
緒言 近年,我々は,眼循環障害と血液成分の異常との関係に興味をもち,循環障害に起因すると考えられる眼底疾患に対して血液凝固系を中心とした血液分析を試みている1〜3)。今回は網膜血管閉塞症における血液成分を分析し,新たに発見された血液異常を示す症例から眼科領域における血液分析の重要性を考察した。
方法 1988年8月から12月までの5か月間に血液分析を行った網膜血管閉塞症50例,および同じ期間に検査を行った網膜血管閉塞以外の疾患11例(白内障,網膜剥離など)を対象とした。症例の内訳は表1に示す通りであり,朝食をとらずに来院させ,喫煙者に対しては1時間以上の禁煙後に採血を行った。
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