増刊号 すべて見せます! 患者説明・同意書マニュアル—[特別Web付録]説明書・同意書の実例99点
1 眼瞼
睫毛乱生症手術
國正 茜
1
1金沢医科大学眼科学講座
pp.26
発行日 2020年10月30日
Published Date 2020/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213726
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手術・治療の概要
睫毛乱生とは,睫毛の生えている方向や配列の乱れにより,眼瞼内反がないにもかかわらず睫毛が角膜や結膜に当たっている状態である。原因としては特発性のものがほとんどであるが,毛根周囲の炎症による配列の変化で生じることもある(例えば,外傷・術後,結膜炎による結膜瘢痕など)。その他,睫毛重生も原因として挙げられる。
診断には臨床的に行い,フルオレセイン染色にて角膜の状態を確認する。治療方法としては,睫毛抜去,レーザー毛根破壊術,睫毛電気分解,Lid splitting,毛根切除などが挙げられる。
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