Japanese
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連載 Clinical Challenge・2
帯状疱疹後の遅延性角膜病変の症例
A case of delayed corneal lesions after herpes zoster ophthalmicus
井上 幸次
1
Yoshitsugu Inoue
1
1鳥取大学医学部眼科学教室
pp.531-533
発行日 2020年5月15日
Published Date 2020/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213544
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症例
患者:48歳,男性
主訴:左眼眼痛
既往歴:クローン病で数十年来プレドニゾロンを内服
家族歴:特記すべきことなし
現病歴:X年3月上旬に左顔面の帯状疱疹を発症し,加療中に左眼のかすみを自覚し近医を受診した。左眼部帯状疱疹の診断で加療を受け,3週間程度で軽快した。
5月下旬,再び左眼のかすみを自覚し近医を再診した。加療を受けるも軽快しないため,6月上旬に鳥取大学医学部附属病院眼科を紹介され受診となった。
帯状疱疹に伴う角膜炎・強膜炎と診断し,バラシクロビル内服,アシクロビル眼軟膏,ベタメタゾン点眼で加療し軽快した。11月上旬に5日前からの左眼の痛みを自覚して再診した。
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