Japanese
English
特集 日常臨床でのロービジョンケアの勘どころ
ロービジョンケアの必要性をいかに認識するか—スタートポイントの勘どころ
How to recognize the need for low vision care: the highlight of the starting point
吉田 雅子
1
Masako Yoshida
1
1吉田眼科医院(京都市)
キーワード:
視機能評価
,
生活視力
,
生活視野
,
見え方の可視化
,
日常生活動作
,
ADL
,
保有視機能の活用
Keyword:
視機能評価
,
生活視力
,
生活視野
,
見え方の可視化
,
日常生活動作
,
ADL
,
保有視機能の活用
pp.140-147
発行日 2020年2月15日
Published Date 2020/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410213461
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
●ロービジョン患者の日常生活困難を知るためには暮らしの様子を患者に聞くこと,および疑似体験が役に立つ。
●日常診療がロービジョンケアのスタートラインである。所見から患者の見えにくさや困難を見いだすことを心掛けた診察が肝要である。
●的確なロービジョン視機能評価には,眼科一般検査とは異なるコントラストや照度,視距離の工夫が必要となる。
●チャートや改造検眼鏡は,日常生活空間における見え方を具体的に可視化する手段として有用である。可視化により医療者と患者が見え方を共有し,患者自身の保有視機能理解を容易とする。
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.