Japanese
English
臨床経験
進行性骨化性筋炎の1例—進行経過とADLを中心に
Myositis Ossificans Progressiva, A Case Report: Clinical Features and Activities of Daily Living
千田 益生
1
,
江口 寿栄夫
1
,
宗友 和生
1
,
藤原 英一
1
,
山脇 康正
1
,
平田 常雄
1
Masuo Senda
1
1高知県立子鹿園
1Kojika-en, Kochi Prefectural Institute for Crippled Children
キーワード:
進行性骨化性筋炎
,
myositis ossificans progresiva
,
日常生活動作
,
ADL
,
自助具
,
device
Keyword:
進行性骨化性筋炎
,
myositis ossificans progresiva
,
日常生活動作
,
ADL
,
自助具
,
device
pp.111-115
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408908021
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抄録:長期間経過を観察している進行性骨化性筋炎の1例を,進行経過と日常生活動作(ADL)を中心に報告する.患者は女性で,6歳時背部腫瘤にて初発した.薬物療法は効果なく,骨化,可動域制限とも進行した.特に16歳から22歳にかけて増悪が著しかった.ADLにおいては,肩,肘の可動域制限が出現して約1年の間に,ほぼ自立していたものが全介助となった.29歳の現在,手指,足趾等の遠位関節を除いて強直もしくはそれに近く,石化人と称される状態であるが,改良型電動車椅子や自助具で生きがいのある生活を送るよう努力している.
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