増刊号 7年前の常識は現在の非常識!—眼科診療の最新標準
4.網膜・硝子体疾患
3)手術手技
黄斑円孔手術
森實 祐基
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科眼科学分野
pp.256-261
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212917
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ここが変わった!
以前の常識
●黄斑円孔に対する手術は20Gもしくは23G硝子体手術が主流である。
●ILMの染色にはICGを用いる。
●眼内にガスが入っていると,黄斑を観察することは難しい。
●巨大黄斑円孔に対する有効な治療法はない。
現在の常識
●黄斑円孔に対する手術は25Gもしくは27G硝子体手術が主流である。
●ILMの染色にはBBGを用いる。DAVSの登場により,低濃度の染色,低照明でのILM処理が可能である。
●SS-OCTを用いることによって,ガス下の黄斑形態を観察することが可能である。
●巨大黄斑円孔をはじめとした難治性黄斑円孔に対してILM翻転やILM移植が有効である。
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年10月)。
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