増刊号 眼科基本検査パーフェクトガイド—理論と実技のすべてがわかる
Ⅰ 眼科検査の理論と実技
屈折検査
宇田川 さち子
1
,
杉山 能子
1
,
中田 梢
1
1金沢大学附属病院眼科
pp.21-33
発行日 2017年10月30日
Published Date 2017/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212459
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理論編
検査の目的および種類
屈折検査の目的
屈折検査には自覚的屈折検査(視力検査)と他覚的屈折検査がある。本稿では,他覚的屈折検査について述べる。他覚的屈折検査は,眼科臨床における最も基本的な検査である。他覚的屈折検査の目的はさまざまである。例えば,自覚的屈折検査や視力検査を行う際に参考値を得るための検査,乳幼児における調節麻痺下での値を得るための屈折検査,内眼手術前後の屈折値変化を把握するための検査,三歳児健診における弱視の早期発見のためのスクリーニングなどが挙げられる。
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