増刊号 眼感染症の傾向と対策—完全マニュアル
Ⅲ.疾患別:診断・治療の進め方と処方例
6.眼内炎
内因性細菌性眼内炎
喜多 美穂里
1
1国立病院機構京都医療センター眼科
pp.274-278
発行日 2016年10月30日
Published Date 2016/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410212056
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POINT
■起炎菌が血行性に眼内移行したもので,眼外原病巣は肝膿瘍が最多である。
■糖尿病・免疫能低下などを背景に発症する。
■起炎菌はグラム陰性菌,なかでもKlebsiellaが最多である。
■抗菌薬全身投与・硝子体内注射,硝子体手術で治療する。
■稀な疾患であるが,予後はきわめて不良である。
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