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連載 目指せ!眼の形成外科エキスパート・第12回
拡大眉毛下皮膚切除術—“自然”な上まぶたのたるみ取り
Extended infrabrow excesion blepharoplasty
一瀬 晃洋
1
Akihiro Ichinose
1
1神戸大学大学院医学研究科形成外科学
pp.1142-1146
発行日 2015年8月15日
Published Date 2015/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211437
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はじめに
上眼瞼除皺といえば,重瞼線付近の皮膚の切除が一般的でしたが,近年では眉毛下皮膚切除術を第一選択として患者さんに推奨しています。眉毛下の長い傷跡は目立つイメージがありますが,上手に手術を行うと傷跡は思いのほか目立たず,不自然な二重ができたりして困ることが少ない術式といえます。開瞼も楽になるため患者さんの満足度が高い方法なのですが,単に皮膚を切り取るだけの術式ではなく,デザインや切開・縫合法など失敗しないためのコツがいくつかあります。本稿では,拡大眉毛下皮膚切除術の術式や合併症の対策などを解説します。
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