Japanese
English
連載 眼科図譜・353
網膜有髄神経線維によって示された耳側縫線
Temporal raphe delineated by medullated retinal nerve fibers
酒井 寿男
1
,
佐野 邦利
1
,
都築 欣一
1
,
上野 真
2
,
川村 洋行
2
Toshio Sakai
1
,
Kuniyoshi Sano
1
,
Kinichi Tsuzuki
1
,
Makoto Ueno
2
,
Yoko Kawamura
2
1豊橋市民病院眼科
2浜松医科大学眼科
pp.722-723
発行日 1987年7月15日
Published Date 1987/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210085
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- Abstract 文献概要
緒言 網膜神経線維束は規則正しい秩序を保って走行し視神経乳頭へ集まる.黄斑の耳側においてはtemporal raphe (耳側縫線)とよばれる分水嶺様の境界線を形成する1).この耳側縫線を検眼鏡で直接観察することはできない.我々は,網膜有髄神経線維の存在により,耳側縫線の走行を検眼鏡下で直接観察することができた3症例を経験したので,それらの眼底写真を示す.
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