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特集 第39回日本臨床眼科学会講演集 (6)
学術展示
CTで外眼筋肥大がみられた白血病
Thickening of extraocular muscles as computed tomographic observation in a case with leukemia
矢野 眞知子
1
,
小澤 哲磨
1
,
林 みゑ子
2
,
堀 貞夫
3
Machiko Yano
1
,
Tetsuma Ozawa
1
,
Mieko Hayashi
2
,
Sadao Hori
3
1東京逓信病院
2三井記念病院
3東京大学
pp.766-767
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410209786
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- Abstract 文献概要
緒言 外眼筋肥大は甲状腺疾患で最も多くみられるが,他に動静脈瘻,眼窩腫瘍,偽腫瘍,眼筋炎等で生ずると報告されている1).今回,複視・片眼性眼球突出で発症し,CTで片眼の外眼筋部肥大がみられた症例を経験した.諸検査施行中に全身症状が出現し,血液・骨髄所見より,急性リンパ性白血病と診断された.白血病による外眼筋肥大はきわめて稀と考えられるので報告する.
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