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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学術展示
one-and-a—half syndromeで初発した髄膜脳炎の1例
A case of meningoencephalitis initiated by one-and-a-half syndrome
古野 久美子
1
,
五十嵐 保男
1
,
向野 和雄
1
Kumiko Furuno
1
,
Yasuo Igarashi
1
,
Kazuo Mukuno
1
1北里大学眼科学教室
pp.678-679
発行日 1983年5月15日
Published Date 1983/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208913
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- Abstract 文献概要
緒言PPRF (橋傍正中網様体)と同側MLF (内側縦束)の障害により生ずる核上性眼球運動障害をFisherら1)は"one-and-a—halfsyndrome"と呼び,血管障害・腫瘍・変性・外傷などが原因として挙げられている。しかし,髄膜炎によって本症が惹起された報告はみられない。我々は比較的若年者でmycoPlasma pneumoniaeによる髄膜脳炎に起因してone-and-a—half syndromeを発症したと考えられた症例を経験したので報告する。
症例:32歳,女性。
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