Japanese
English
連載 眼科図譜・251
眼球結膜下に寄生せるマンソン孤虫症の1例
A case of sparganum mansoni from ocular conjunctiva
西塚 憲次
1
,
守田 潔
1
,
大石 正夫
1
Kenji Nishizuka
1
,
Kiyoshi Morita
1
,
Masao Oishi
1
1新潟大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Niigata University School of Medicine
pp.1404-1405
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410207746
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- Abstract 文献概要
マンソン裂頭条虫の幼虫,plerocercoidの人体への寄生は「マンソン孤虫症」と呼ばれている。感染経路は主として第2中間宿主である蛙,蛇,鳥類の肉を生で食用した時である。また,溜水を飲用した際第1中間宿主のミジンコ類を通しての感染も否定できない。
本邦における眼部寄生の報告は現在まで約29例を数えるが,環境衛生思想の発達した今日では珍奇なる例となつてきた。
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