談話室
アルマー氏を囲んで
佐藤 勉
pp.524-525
発行日 1957年3月15日
Published Date 1957/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205998
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アルマー氏来朝に先立つてアメリカ合衆国ピッツバーグDr.Harvey Thopeから私へ10月9日附の来状が有り,Mr-Ulmerという人が近く日本へ行くからよろしく頼むとの事であった。
手紙の内容をかいつまんで云えば,Mr. Ulmerはすぐれた弁護士であつて,この12年ばかりの間眼科の研究を進歩させるという事に関心を持つて居る。そして合衆国内に限らず外国にも働きかけて居る。彼は合衆国政府に失明病に対する研究に寄与させる事に成功した。この事は我々のNational Institute of Healthで念入りに作られた所の計画に従つて行われた。Ulmer氏はまたヨーロツパの国々の政府にも眼科研究のプログラムを作るために影響を及ぼした。Ulmer氏は日本の研究計画にも非常に興味を持つて居る,との事であつた。
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