集談会物語り
九州医師会医学会眼科分科会に就て
南 熊太
1
1久留米大学
pp.1279-1280
発行日 1956年9月15日
Published Date 1956/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205819
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九州に於ける眼科の学会としては九州眼科集談会の外に九州医師会医学会の眼科分科会がある。
九州医師会医学会ははじめ九州医学会として発足し,第1回九州医学会は明治25年藤田嗣章氏を会長として熊本市に於て開催されている。会員数258名,演題は総数にて18題であつたが,特に眼科分科会としては,開かれてはいないが,其の後限科分科会が開かれ,或は総会にても眼科の方が特別講演されたりしているが更に其の後は九州医師会医学会となり眼科分科会が盛大に行われている。九州眼科集談会は一時は『本会は年2回之れを開き1回は九州医学会として開き,他の1回は特別に之を開く』となつていた事があるが其後は九州眼科集談会は年1回之れを開き九州医学会と合同せずと改められている。それで,九州に於ける眼科の学会は,主として春に行われる九州眼科集談会と,秋に行われる九州医師会医学会眼科分科会の2つが主なものである。九州眼科集談会が大学所在地で行われているに対して,九州医師会医学会は,県庁所在地に於て行われている。
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