銀海余滴
学会の開催地と設備
中泉 行正
1
1研医会
pp.1266
発行日 1964年11月15日
Published Date 1964/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203062
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学会の開催地について五月号に米子の事を書きましたら,神鳥教授より詳細の御説明文を頂き有難う御座いました。米子の日眼総会は創立70年にあたるので前回の60年祭は中村康教授が東京会館を借り切つて質素に盛大に挙行されました。米子の学会でも神鳥教授が考えておられるとの事で,御熱心なる同先生の事なれば定めしよいお考えのある事と期待しております。米子というと山陰で,日眼70年の長い間山陰で総会の開会された事はない。朝鮮でさえ開会されたのに山陰ではない。総会の建物はどこでも適当な会場を選定されるので大差はないがその環境は山陰は実によい。山紫水明の境である是非交通の便もよいから全国より参会される様に是非お願いしたい。ついては米子には旅館が3軒と書いて甚しい誤報であるとおしかりを受けたが,これは決して無根の事ではない。毎月発行される日本交通公社の時刻表の巻末に出ている全国旅館は米子には2軒しか掲載されていない。こういう文献に基いて申上げたのである。但し,附近にはよい処が沢山あり皆生温泉が一番近くてよい。就中東光園は設備と言いサービスといい日本一と行かなくても二,三を争うよい旅館である。熊本学会では須田教授,徳田助教授のお骨折りで,ホテルキャッスルを全館予約されて参会者に不便をかけない様にお骨折りであるそうだ。一つ東光園でも全館を確保されて総会場との間に連絡バスでも運行されたらさぞよいだろうと愚考致します。
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