Japanese
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特集 眼科検査法(1)
特集
〔細隙灯顕微鏡検査・生体組織顕微鏡検査〕
1.結膜
Biomicroscopic examination of conjunctiva
北野 周作
1
,
森 茂
1
S. Kitano
1
,
S. Mori
1
1日本大学眼科
1Ophthalmologic Clinic Nihon University School of Medicine
pp.1119-1123
発行日 1963年10月15日
Published Date 1963/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202807
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結膜は血管に富む組織であり,結膜の病的所見は血管系の変化を中心として表現されることが多い。生体顕微鏡はこれらの微細な病態を捉えて,結膜疾患の鑑別診断脈管系の全身病による変化,房水静脈を道じての緑内障の観察などを可能にさせるきわめて有益な検査法である。
一般に結膜の生体顕微鏡観察には,10〜25倍の倍率を用い,直接斜照法で行なうが,特に表在性血管の観察には,緑色あるいは無赤光線を利用すると,血管は浮き上つて見え,末梢まで容易に追求できる。
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