臨床實驗
社會養護施設に於けるトラコーマ集團治療
馬詰 嘉吉
1
,
小尾 榮
1
,
橋本 豊島
1
,
太田 德士
1
,
小野 京子
1
,
倉田 和美
1
,
林 皜
1
1東京醫科大學
pp.268-271
発行日 1952年3月15日
Published Date 1952/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201116
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トラコーマに對する化學療法は,オーレオマイシン,テラマイシン等の新抗生物質の出現により急速の進歩を遂げ,之等藥剤の治療效果の著明な事に就いて相次いで,研究發表され,その使用濃度,使用方法,臨床經過等に就いて多數の報告に接している。我々は本年4月以來都内3カ所の保育園及び孤兒院に於けるトラコーマ患者約150症例に就いての集團治療を行つた。その臨床的經過を從來の報告と比較検討し,些か考える處があるので此處に報告する次第である。尚1%のオーレオマイシンを使用したのでその成績をも述べることとする。
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